友達がいないということ (ちくまプリマー新書)

友達がいないということ (ちくまプリマー新書)

 図書館で借りて読了。色々考えさせられた。
 友人がいない奴は結婚した方がいいと薦められているが、友達が1人もいないような人間が、果たして結婚できるのだろうか。異性を紹介してくれる友人は当然いないわけだし、大抵そういう奴はどこかコミュ障的要素を持っているだろうから(私もそう)、いくらネット等でお見合いなど頑張ってみても、ちょっとつらい気がする。孤独を避けるための対策という意味では正しいとは思うが・・・。
 私は、内向的で人付き合いは苦手なほうだが、かといって完全な孤独の内に生きるほどタフでもない。たまにはバカ話に興じたり、誰かに趣味のウンチクを傾けたくなるものだ。
 本当に友達がいない連中は、ネットへ書き込んだりして、そういう欲求を昇華しているのだろうか。私がネラーやvipperにシンパシーを感じるのも、間違いなく自分がそっち側にいると確信しているからだ。
 幸いにして、私自身、大学時代の友人が(片手で数えるほどだけども)いる。大学で友人が出来たのも、自分の性格を考えると、本当に幸運なことだ。この関係がいつまで続くかは分からないが、大事にしたいものだ。