検証 大震災の予言・陰謀論 “震災文化人たち”の情報は正しいか

検証 大震災の予言・陰謀論 “震災文化人たち”の情報は正しいか

 図書館で借りて読了。明らかにトンデモな地震兵器みたいなものはネタで済まされるけれども、放射能がらみのデマや、一見しっかりした肩書きを持っていて、それなりに信頼できそうだけれども実は結構マズいこと言っている人々(武田邦彦小出裕章、クリス・バスビーetc)については、こういった批判・検証がもっとたくさんなされなければならないだろう。そういった意味では、意義深い本だと思う。
 大震災と原発事故については、まだまだその出来事そのものについて事実関係のレベルからして未解明で調べるべきことがたくさんあるにちがいないのだが(例えば、計画停電ってホントに必要だったのかどうかだとか)、少なくとも私の目にはあまりそういったことがなされた形跡は入ってこない。どうなっていることやら。