普通に出勤するも、同僚と朝の挨拶を交わした直後に「猫どうだったの?」と聞かれ、涙が止まらなくなる。少し待っても気持ちは治まらず、まともな会話が不可能な状態に。これでは仕事にならんと結局上司に断り、すぐに帰宅。
 職場には私が猫を飼っていて溺愛していることを伝えていて、かつ上司が私以上の愛猫家なこともあり、それほど顰蹙は買わずに早退できたことは助かった(裏では買っているのかもしれないが)。
 帰りの電車から涙腺決壊寸前。帰宅直後、また慟哭する。
 その後は、ただただそばに座って時々撫でてやるだけ。無残にやせ衰えた体を触るたびに涙が溢れる。
 「マーヤ」(猫の名前)と呼ぶと、しっぽを少しだけ動かして答えてくれる。まだギリギリ自力で動けるが、いつまで動けるだろうか。