- 作者: 渡邊大門
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2014/03/01
- メディア: 単行本
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もちろん酷いのは日本人だけじゃなくて、ポルトガルの奴隷商人やスペインの宣教師の偽善ぶりも紹介されています。
ちょっと面白いのは、自分で自分を売る人がいたこと。なんだかよく分かんないけど、金をもらってなおかつ外国行けるということで、ある程度の数いたみたい。でもそういう人はすぐ逃げちゃうから、警戒されていたらしいけど、そりゃそうだよな。
あとは、秀吉の朝鮮出兵で、そのコストを賄うため現地人を戦利品として連れてきちゃうだとか、その人たちの一部がある種の技術や文化を日本にもたらしたとかは初耳だった。
あんまり人類は進歩するとは普段は思わないけど、ここまであからさまに酷い奴隷制や人身売買が少なくとも先進国ではないことを考えると、多少は進歩していると考えても良い気がしますね。