新刊で購入。論理は言語から導けるという話が大部分で、その前後に多少大森哲学のトピック(想起や重ね描き論について)が触れられている。
 もとが放送大学の教科書だから、議論のしつこさ・詳しさが物足りないのはしょうがないか。
 論理の必然性を説明するのって、やっぱり言語に訴えるしか道はないのかな。数学と論理学の必然性だけ特別扱いしている(p.172)けど、その2つの必然性に違いあんのかね。数学はプラトニズムに訴えて、論理は言語に訴えるというのも変な気がする。大森さんはどう考えていたんだろう。