龍樹 (講談社学術文庫)

龍樹 (講談社学術文庫)

 新刊で購入。少し古い本と言うこともあって、行き届いた分かりやすい解説書ではない。結局、「空」や「縁起」のような中心概念は全然腑に落ちなかった。
 「中論」本体はちょっと読んだら単なるニヒリズムにしか取れない。いきなり読んでも訳分からんことを考えると、もう少し良いコメンタリーが欲しいなぁ
 余談。ナーガルジュナだとかチャンドラギールティだとか、名前が格好良すぎ。こういうインド系の厨2っぽい響きのするワードは、今時のオタクコンテンツに結構使われても不思議じゃない気がするけど、実態はどうなんですかね。