行動経済学の逆襲

行動経済学の逆襲

 図書館で借りて読了。これは滅茶苦茶面白い。抽象度の高い話でも、関連する個別のエピソードや知見がどれも興味深いものばかりだから頭に入ってきやすいし、文章もユーモアがあって読みやすい。結構ボリュームあるけれど一気に読めた。
 現実の政治にもかなり深くコミットしているみたいだけど、日本でも同じようなことしてないのかね。まだそういうのが遅れているっていうなら、これからやりゃ良いんだけど、逆にズル賢い官僚が自分たちの悪だくみのために行動経済学使ってたなんてことだったら最悪だが、さすがにそこまで有能じゃないでしょうね。
 まあそれはともかく、多くの人に読んでほしい本です。社会科学系の一般書としては最高ランクの面白さなので是非是非。