新編 啄木歌集 (岩波文庫 緑54-1)

新編 啄木歌集 (岩波文庫 緑54-1)

 図書館で借りて読了。私でも分かるいい歌がたくさんあるが、一番良かったのは(多分有名なんでしょう)「一度でもわれに頭を下げさせし 人みな死ねといのりてしこと」。大いに共感するし、人格破綻者がこういう歌を詠むクズっぷりが清々しくて感動的。
 余談。解説が書誌的なことだけってどうよ。文庫なんだから初心者が手にすることもあるだろうに。最近のはそうでもないかもしんないけど、最低限の全般的な解説はするべきでしょ。