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不屈の棋士 (講談社現代新書)

　図書館で借りて読了。非常に面白い。
　一番の目玉は千田翔太5段でしょう（棋王挑戦決定で6段になったんだっけ？）。ソフトに詳しくて研究に使っている、という風に何となく聞いてたんだけど、まさか全く人間と対局しないで、ソフトに自分を近づけるという特訓をしているとは驚き。ここ最近かなり活躍しているから、今後はどんどんそういう人が増えていくんでしょう。現に奨励会員はもうガンガンソフト使いまくってみるみたいだし。
　あと、何人かが「自分はあまりPCに強くないのであんまり使っていない」的なこと言っているんだけど、少なくとも今は単にPCにソフトインストールするだけじゃ棋士が使うにはまだ足りないんですかね。その辺も解説が欲しかった。
　他にも、羽生さんや渡辺さんなどトップ棋士が割と率直に語ってくれてるし、将棋ファンなら楽しめること間違いないでございます。