新刊で購入。いや〜素晴らしいね。どのマンガもどの文章もどのインタヴューも、作品に対する愛が溢れまくり。途中何度も映画を思い出してしまい、何度も涙があふれて読み進めるのが大変でした。
 どれも力作ぞろいだけど、私が一番良いと思ったのはとり・みきさんのマンガ。こんなわずかなコマでも非常に美しいんですよ。何だか鬼イチャンを救ってくれた気がします。
 原作者こうのさんのインタヴューで、原作下巻のカバーの解説がちらりと。頭が悪くて全然分からなかったのが、一気にすっきりと霧が晴れて非常に満足。
 こうして素晴らしいファンブックが出たことだし、またしばらくして落ち着いたころにはデータブック出してほしい。キチガイじみた調査を、今度は作品そのものに向けてあらゆる点から調べ上げ、できればまだぼんやりとしか部外者には分からない作品が出来上がるまでの紆余曲折も含めて形に残すべきかと。片渕監督もきっと色んな記録取ってるだろうし。舞台挨拶全記録とか、単純に面白いでしょ。
 この人類の宝たる傑作は、あらゆる角度から光を当てるべきだというのは本書を読んだ人なら必ず賛成してくれるはず。双葉社さん、頼みます。