シンプルな政府:“規制

シンプルな政府:“規制"をいかにデザインするか

 図書館で借りて読了。ちょっと長くて冗長な感がないでもないが、中身は興味深く面白い。
 行動経済学という社会科学が政策に生かされているというのは何とも羨ましい話だ。解説を読むと、日本は20年以上は遅れてるね。実例として出てくる奨学金の書類簡素化なんてすぐに日本でもできるだろうに。
 昨今大学の予算不足や研究力低下が話題になることも多いけど、科学や学問をないがしろにして国の発展はありえないことは自明なんだから、偉い人は本書でも読んでクソ財務省に騙されずしっかりと知的部門に税金使ってほしい。