通院日。

 復帰の状況報告した程度。もともと駅前クリニックだし、淡々と短時間の流れ作業的診察で、それはそれでそんなに嫌ではない。「いやー今後会社はちゃんと配慮して対応してくれるか心配ですよ」「大丈夫、きっとやってくれますよ」というやり取りが、何とも適当だなぁと思いながらも、医者はそう答えるほかは難しいだろうし、そのある種の手抜き振りでこちらも少し肩の力が抜けるところも確かにあった。

 「あいつらちゃんとやってくれよ」と思ったり、ケセラセラとある程度割り切ろうと気がまえられるようになったんだから、元気になっていることは間違いないはずなので、そこは前向きにとらえたい。