図書館で借りて読了。

 タイトルがドストライク過ぎて読んでみた。母親と弟によるある種の経済的搾取ともめ事が凄まじい。売れっ子作家や芸能人などは普通の金持ち以上に家族を含む周囲に寄生される傾向があるような……。

 それ以外の、期待した老いとお金そのものへの考察や考えは特筆すべきような内容はなし。

 著者がかつての長者番付に載るほど読まれていたとは、私が数冊読んだ限りでは思えないのだが、どういう点がうけたのだろう。文章もそれほど上手いとは思えないし。こうしてあけすけに私生活を披露するのと、本書にも現れているカラっとした歯切れのいい性格あたりが要因なのかな。