マクベス (白水Uブックス (29))

マクベス (白水Uブックス (29))

 妄念と復讐に満ちた作品。無学丸出しで恥ずかしいけれど、今までは『ハムレット』と『ヴェニスの商人』しかシェイクスピアは読んだことがなかったが(そのときはあまりピンとこなかった)、本作は大変楽しめた。
 少し前に読んだ
『こころ』は本当に名作か―正直者の名作案内 (新潮新書)

『こころ』は本当に名作か―正直者の名作案内 (新潮新書)

 で、源氏やギリシア古典とともに、最高ランクの評価がされていたので、たまたま手元にあった上記作品に目を通してみたが、本に関しては食わず嫌いは損であることを実感した。今後少しづつ読んでいきたい。
 ちなみに、この訳は英語の翻訳として正確かどうか私には判断できないけれど、訳文だけで判断すると、大変こなれていて読みやすかった。