ウィトゲンシュタイン―ネクタイをしない哲学者 (哲学の現代を読む)

ウィトゲンシュタイン―ネクタイをしない哲学者 (哲学の現代を読む)

 図書館で借りて読了。会話体で書かれた文章は達者で完成度が高い。しかし、中身は少しものたりない感じ。特に私的言語と倫理に関する箇所は、あまり感心しなかった(前者はとおりいっぺんな内容で、後者は中身がよくわからん)。
 どうでもいい余談。

二〇歳前後のころ、暗黒舞踏をやっていて、首から上は毛がありませんでした(鼻腔内のもの以外は)。「眉なしスキンヘッド」というやつですね。(p.218

 本当?本当だとしたら著者の株が私の中で大分上がります。