- 作者: 日垣隆
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/05/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一つは、福島章が足利事件の冤罪に絡んでいたこと。やっぱり精神鑑定なんてものは、少なくとも現段階ではまともな科学的根拠なんてないことの証拠として貴重(pp.196-201)
もう一つは、北朝鮮拉致被害者の遺骨とされた骨の(日本が行った)鑑定が、どうやらかなり信憑性に疑問があること(pp.202-207)。キチガイ国家相手にする以上、こういう隙を作ったら漬け込まれることは目に見えている。日垣氏の言うとおり、間違いがあるならすぐにでも訂正するべきだろう。
全体としては、サクッと読めるライトな作り。ちょっとした空き時間に読んだりするといいかもしれない。