マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

 図書館で借りて読了。滅法面白い。単なる革新的なビジネスマンの成功物語という、つまんないステロタイプに陥いってないのは、主人公のビリーが面白すぎる人物だと言うのが大きいと思う。
 ビリー以外にも、色んなメジャーリーガーのエピソードはみんな興味深いものだし、一気に読ませる中身でした。
 セイバーメトリクスアメリカじゃ完全に定着しているんだろうけど、日本ではどうなのかな。広島や楽天みたいなチームこそ、見習うべきだと思うのだが、その手の話は全然聞かない気がする。
 あと、古いタイプのスカウトや球団関係者の石頭をこうはっきり見せ付けられると、スポーツ選手(元スポーツ選手含)はやっぱ頭悪いなという私の考えがさらに強化された。
 ちょっと前の話ではあるが、今でも十分楽しめる。大いにおすすめ。