転落の歴史に何を見るか―奉天会戦からノモンハン事件へ (ちくま新書)
- 作者: 斎藤健
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2002/03/01
- メディア: 新書
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「日常の自転」はなかなか良いフレーズ。著者は国会議員になったから、これから活躍すれば、山本七平の「空気の支配」とともに、もっと使われるようになるだろうか。
最後の世代論はどうかと思うが、それ以外は警世の書としての価値十分にあり。
本当なら東大出の元官僚なんていけ好かなくて応援したくないのだが、この人はお父さんが流しのギター歌手(確か福田和也の罰パラかどっかで読んだ)という面白い生い立ちなので、ちょっと応援したい。