新刊で購入。ブラックジャック執筆時期の手塚治虫ドキュメンタリーマンガ。もちろん天才振りを示すエピソードもあるのだが、読んでいて一番一番感じたのは、その常軌を逸したワーカーホリックぶりだろう。これでよく60歳まで生きたというような生活だ。
 また、手塚番の編集者苦労話としても面白い。伝説の編集者「壁さん」の話もいろいろ出てくる。ある編集者がキレて、殴って柱に穴開けたというのはワロタ。
 絵に関しては、泥臭くて、1ページでドーンとインパクトのあるシーンを書くのは少し漫画太郎っぽい感じがした。
 手塚ファンでなくても楽しく読めます。オススメ。