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勝三

　数日前に晩飯で。うな重（張り紙には3000円と書いてあったが、3500円だった）を注文。
注文を受けてから生きたうなぎをさばき始める。そこから20分と少しくらいで、肝吸いから登場。「この肝は他では食べられませんよ」とご主人。確かに、新鮮だからか半生のレア状態だが臭みはなく、濃厚で美味しい。うなぎの肝って、タレを付けて火がしっかり通してあるイメージ（串焼き）があったけど、これだったら余計な味付けしなくても十分美味い。
「山椒をかけないでうなぎそのものを味わってください」と言われて、続けてうな重登場。漬物三種と里芋の煮物が少し付いてた。うなぎは、確かに臭みではないけど、ある種の匂いというか風味というか、そういったものが感じられた。タレの味も控えめだし、確かに「うなぎの味で勝負」というのは理解できる。蒸し時間が短めで、どちらかというと香ばしくパリッと焼いてある。蒸し時間が長いと、ふっくら柔らかくなるけど、パワーというかうなぎの持ち味は薄くなるのかな。柔らいのも嫌いではないけど、こちらも美味しかった。
　量は十分。うな重も肝も美味しいが、値段が少し高めかな〜。狭いけど雰囲気は落ち着いていて、1人でも気兼ねなく入れますし、ご主人と奥様の2人も物静かで、別に長時間待っていても気詰まりは感じませんでした。またうなぎ食べたくなったら行きたいなー。