Testimony: A Philosophical Introduction
- 作者: Joseph Shieber
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 2015/07/23
- メディア: ペーパーバック
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我々の知識って、普通の意味では大部分ある種の証言に基づいていることは間違いないのだが、「今私が持っている(と思われる)この知識は正しいか?」というある種の1人称的懐疑は、3人称的な証言の哲学的整理をいくら上手にやったところで、どうしてもすくい取れない漏れとして残っちゃう気がするんだよな〜。
その種のとまどいが(ある意味しょうがないんだけれども)見えないと、哲学書としても魅力が減っちゃうのではないかと。