The Human Predicament: A Candid Guide to Life's Biggest Questions

The Human Predicament: A Candid Guide to Life's Biggest Questions

 キンドルで購入。翻訳が出た『Better never to have been』に比べると、テーマも論証も平凡でイマイチ。人生の意味の(宇宙的、地上的、国家的、みたいな)階梯なんて、もっと詰めて論じれば面白い話できると思うんだけど、普通に整理しただけで終わっちゃってるし。
 日本を代表する哲学者が「哲学って天才しかできないかもしれない」って言ってたのを直接聞いたことがあるけど、いくら沢山の人が関わっても全然洞察が深まった感じがしないんだよね。人生の意味に関する分析哲学の本読むと、一段とそれが説得力持ってくる気がする。1人の優れた哲学者が論じた方が遥かに意義深いことがほとんどだもんなぁ。私も含めた凡人たちには、残酷な現実ですな。