- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: DVD
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大きなスクリーンで見ると全然違うね。自然描写がとにかく美しい。麦畑や空だけでなく、虫や鳥や花や川の流れなどなど、その見事さだけで涙が出そうになった。
蝶々がとても沢山出てくるんだけど、家で鑑賞したときはそんなに気付かなかったもんね。
そこに重ねられる音も、家で小さい画面と貧弱なスピーカーで鑑賞するときとは段違いで、奥行きと広がりが感じられた。
最後のタツヨシ事件からエンディングの流れがどうしようもなく泣けて泣けて。周りからも鼻をすする音が多く聞こえた。
片渕監督の挨拶もこれまたこれまた簡潔だけど聞きごたえあり。「千年の魔法」がこんな展開をするとは。運命ってのは不思議なもんです。
さすが100回以上こなしてるだけあって上手なんですよね。観客の質問のさばき方も見事。
監督ご自身もおっしゃっていた通り、『この世界の片隅に』へと至る多くの共通する要素が見られることはもちろん、本作単体でも非常に素晴らしい映画です。このレベルの作品はそうそうポンポンでるもんじゃないですよ。
劇場で観ることでより感動できます。可能な人は是非立川に足を運びましょう。