立川シネマシティでの3週連続片渕監督特集のトリはもちろん『この世界の片隅に』。19回目。
極音上映と銘打っているだけあって、音のバランスが素晴らしかった、迫力は幕張などに一歩劣るものの、小さい音のクリアさと、BGM中の楽器の音の美しさ、最後の「たんぽぽ」輪唱の美しさは最高級品質。
今回気付いたのは、すずさんが珍奇な女扱いされる道案内場面で、後ろの猫がちょっと鳴いていることと、焼夷弾が家に落ちる前サンさんの呼びかけにボソッとすずさんが「大丈夫です……」と小声でつぶやいていること。この発見は極音上映のおかげかな。
監督の挨拶も先週のマイマイ新子挨拶内容を引き継ぎながら、次回作のことにもちょこっとだけ触れてくれた。片隅ファンにはおなじみ広報担当山本さんとの予告編裏話も聞けて、濃い中身で満足。
シネマチュプキ田端もまた音調整したみたいだから、区切りの20回目を今月中に達成しそうだ。