呉智英夫子の『日本衆愚社会』を新刊で購入。皮肉やツッコミの冴えは衰えていなくて、大いに笑える箇所が多いのはさすが。ただ、呉夫子もお年を召したからか、持ちネタ繰り返しが多いのはしょうがないか。
 ただ、ネットが普及して過去の検証はずいぶんやりやすくなったとはいえ、まだまだ十分でないことを考えると、呉夫子の自家製閻魔帳によるツッコミは重要性落ちていないでしょう。
 それとオカルト批判ね。大メディアもオカルトに侵食されているとずっと批判し続けてきたのは、君子としての責務を果たしてきた立派なことですな。
 若い読者は中国(シナ)の呼称問題なんて他で知る機会もないし、読む価値は大いにあります。
 「陳腐」はずっと間違って使ってた。恥ずかしい……。