ビリケンギャラリーでしばらく前に購入。
無事完結。従来の近藤先生の中世ものに少しヒネリを加えたような読後感だった。ラストの虎に食われる下りは、幻想的でとても美しく流石とうならされた。
展覧会自体はサイン本目当てで行ってきた。近藤先生在廊日ということで、ギャラリーは結構にぎわってた。近藤先生は知人の方と談笑されたりしながら、事前にサインが入ってなかった単行本が購入されると、せっせとサインされている姿が大作家ぽさがなくてちょっと微笑ましかった。
展示作品も素晴らしいもばかり。特に一番大きいやつはため息がでるような見事さ。値段が一桁安いんじゃないかというくらい安い(もちろん貧乏人がほいほい買える値段じゃないですよ。価値から考えてという意味)んだからさらにビックリ。将来大英博物館や海外有名ギャラリーが一桁どころか二けた三桁高い値段で収集するに決まっていることを考えると、偉大なマンガ家の作品を直接買えるなんて他にないから、私ももっと早く行って買えばよかったかもしれない。