図書館で借りて読了。ツイッターで紹介されているのが気になって。久しぶりに滅茶苦茶に面白いノンフィクションを読んだ。
まずロマニ語研究者の著者の経歴がオモロ過ぎる。しかも文章が非常に上手くて、濃すぎるエピソード満載とくれば面白くならないはずがない。
ロマ・ジプシーという日本人には全く馴染みがないヨーロッパの少数民族の紹介というだけでも貴重なのに、読み物としても無類の面白さで何度も爆笑できるのは驚異的とすら言えるだろう。
その他のベラルーシ、ハンガリー、ルーマニアなどの東欧事情にも触れられていて、どれもが興味深い。
傑作。読むべし。