今日は疲れがたまっていたので、午前中いっぱいで早退して休養を取ることにした。疲労のせいで落ちている読書のペースを少しでも取り戻すべく、以下の本を読む。

人生、しょせん気晴らし

人生、しょせん気晴らし

 中島義道哲学書についてそれほど熱心な読者ではないが(読んはいるが、あまり魅力を感じない)、その他の読み物に関しては好んで読んでいる。
 本作も大いに楽しませてもらった。いくつか気に入った箇所を紹介。

 なんで世界はこんなに矛盾と理不尽と悪に満ちているのだろうと思うと、心は癒されるのだ。どんなに懸命に生きても、みな死んでしまい、人類はやがて滅びてしまう、と実感すると心は平静になるのだ(p.29)

 本当に「親」という人種の愚かさはどうしようもありませんね。とくに母親は「これが人間か?」と疑いたくなるほどのすさまじく劣等な生物です。(p.188)

 こういう当たり前のことを確認すると、「心は平静になる」ということは確かに私の場合当てはまる。少しだけリフレッシュ。