道徳は復讐である―ニーチェのルサンチマンの哲学 (河出文庫)
- 作者: 永井均
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/11/05
- メディア: 文庫
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対談部分は、興味深い話があるものの、少しつっこみが足りない感じがするが、対談という性質上しかたないのだろう(展開させて欲しかったのは、カント話と死刑話)。
永井均のニーチェ本なら、『これがニーチェだ』っていうスゴ玉があるので、ニーチェについてならそちらを読んだほうがいいと思う。なので、本書は、ニーチェについてというよりは、永井均の哲学の展開を知るための本としてオススメしたい。でも永井哲学のファンなら、単行本で持ってるよなー。