新刊で購入。単行本をタイトルを変えて文庫化したもので、本来なら買う必要はなかったが、追加で川上未英子との対談があるということで、文庫で価格も高くないので買ってみた。
 対談部分は、興味深い話があるものの、少しつっこみが足りない感じがするが、対談という性質上しかたないのだろう(展開させて欲しかったのは、カント話と死刑話)。
 永井均ニーチェ本なら、『これがニーチェだ』っていうスゴ玉があるので、ニーチェについてならそちらを読んだほうがいいと思う。なので、本書は、ニーチェについてというよりは、永井均の哲学の展開を知るための本としてオススメしたい。でも永井哲学のファンなら、単行本で持ってるよなー。