日本文化論のインチキ (幻冬舎新書)

日本文化論のインチキ (幻冬舎新書)

 図書館で借りて読了。真っ当な感覚に基づいてでデタラメな議論をやっつけていくのは気分がいいものだ。ヘーゲルの歴史哲学がインチキだとか、歴史の時代区分なんぞある意味どうでもいいだとか、小谷野さんみたいに物知りじゃなくても、普通人程度の知能があればわかる気がするのだか、そうでもないのかなぁ。
 最後のラフカディオ・ハーンに関する部分はイマイチだけど、楽しく読めた。おすすめ。
 「やけくそ哲学」はワロタ(p.23)。