John R. Searle: Thinking About the Real World

John R. Searle: Thinking About the Real World

  新刊で購入。サールが書いた部分は、最初と最後だけ。大半は学生(?)がサールの言ってきたことに対してあれこれ論じたもの。若干近年の社会制度に関する話が多いかな。英語は、サールの部分は読みやすく、他の人の部分はごく普通。
 後半部分の、サールのリプライが、「お前俺の言ってること分かってない」とフルボッコにするものもあれば、「おー良いこと言うなー」と好意的なものもあるのだが、私が感じた印象と結構違ってた。己の読解力のなさが浮き彫りになって、ちょっと悲しい。
 面白い議論はそんなにない気がするので、サールファン以外の人は、まあ、気が向いたら読んでみてもいいという程度でしょうか。