僕らが愛した手塚治虫〈2〉

僕らが愛した手塚治虫〈2〉

 図書館で借りて読了。この巻は「COM」の話がメインかな。わりとマニア向けの先鋭的な作品が多くて、マンガ家予備軍に強い影響を与えたというくらいのボンヤリしたイメージを持っていたのだが、色々内容が迷走したり、発刊がされない月があったりとダメな時もあったんですな。
 著者の個人的な思い出も証言として貴重なものだし(ファンレターの返事の中身だとか)、図版も多いし、手塚への愛情溢れる書きぶりは読んでいて楽しい。3巻に続いて楽しませてもらいました。手塚ファンは必読。次は1巻だな。