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おはらス・レストラン

　星が付くような高級フレンチで食事をしたことがないので、今月多めにもらえるはずの残業代を当てにして、ランチで行ってみた。昼なら何とか1人でも勇気を出せば行けるからね。一応事前に電話してから行きました。ドレスコードではねられることを恐れて、念のため休日でもスーツに。で、せっかくだから3つあるコースの一番高い7000円のコースにして、しかも、プラス料金がかかる前菜とメインを選択。グラスの赤ワインも含めて勘定は13,500円という恐ろしい額になってしまった。
　以下、料理名はフレンチ初心者にはとても憶えられなかったので適当。最初は、アミューズにサワラとニンジンの小鉢。流石にサワラの質はかなり良し。続いて前菜はフォアグラにポロ葱焼いたのが下に敷いてあって、パイが付いているもの（プラス1500円くらい）。フォアグラは初めて食べたが、思っていたよりもしつこくも重くもなかった。これはフォアグラよりもポロ葱がかなり美味かった。この段階でパンが出されたが、これがやたら美味し。
　続いてビシソワーズとかいう冷たいスープ。イモと葱だったかな。コンソメのジュレが真ん中に置かれていた。サッパリとしていてるがしっかり味がして美味しい。
　メインがプラス3000円くらいで注文したオックステイルの赤ワインソース。注文時少し時間かかると言われました。皿の真ん中にドンと丸く配置された肉は迫力十分。付け合せの野菜は別皿。真ん中に骨があるが、肉はナイフで簡単に切れるので食べにくくはない。酸味の利いた赤ワインソースと、ホロッと柔らかめの肉は、濃厚で美味しかった。
　デザートは落花生のブラマンジュ。最後はエスプレッソとクッキーなどの付け合せのお菓子でコースはお仕舞い。量はパンを1つおかわりしてちょうど良いくらいかな。
　さすがに高級店だけあって緊張したし、マナー的にも（勘定どうやって払うのかとか、パンはかぶりついて食べて良いのかどうかとか）ヒヤヒヤ。
　1時間半くらいかけてゆったりと頂いた初めての本格フレンチは、見た目は濃厚だけど味自体はそれほどきつくなく、柔らかい印象でした。ジャンクフードに慣れたオコチャマ舌の私にはパンチが少し足りない気がしたけど、温厚だけどしっかりと芯はある味の美味しさは堪能できました。
　流石に13000円だとそう何回も行けないけど、3000円、5000円のコースなら何とか払えるので、次ぎ行く機会があれば今日食べられなかった魚料理を試してみたいな。