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今宵、あの頃のバーで (将棋連盟選書)

　図書館で借りて読了。テーマは様々だが、興味深いのはやはり棋士の生態が伺えるもの。佐藤モテ光さんの空咳が、神経の使い過ぎで胃をやられていることが原因だとは（本当かどうかは若干疑問があるものの）、棋士のすさまじい集中力と思考力を改めて感じさせるエピソードですな。
　他の話も結構上手く書けていて十分読むに堪える水準。奥さんのなくした携帯電話を見つけ出す話は凄い！
　お役立ち情報として、長時間正座をしてもしびれないようにするためには、指を動かすといいら。
　将棋界の貴重な書き手ですから、本業だけでなく文筆業も頑張って続けてほしいですね。