経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策

経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策

 図書館で借りて読了。これは素晴らしい。リーマンショックみたいな大きな経済的打撃に対する対応方法として、緊縮財政路線を取ると相当悲惨なことになるのが実例とデータをバンッと出すことで非常に説得力ある形で示されている。社会保障削らない方が、トータルの経済成長も大きくなるというのもクソッタレな連中に騙されないためには押さえておくべき大事なポイントかと。
 多分日本でも状況は同じなんだろうけど、科学的なデータに基づかずに、イデオロギーや一部のウンコどもの利権優先で経済政策を決めると大変なことになるというのがよく分かります。我が国のリベラル派がこういう仕事をもっとしてくれたらな〜。
 訳文もとても読みやすい。というわけで、皆読みましょう。