ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

 古本屋で購入。全然難解な感じじゃないです。むしろ読みやすいでしょ。
 それでもって中身はというと、詳細な注にも目を通していないし、翻訳の問題もあるけど、主要テーゼは「執着するな」で良いんじゃないでしょうか。
 これは突きつめると(世間的な視点からは)結構怖いことだとは思うけれど。ある意味運命愛の別の表現と解釈するならば、全く持ってその通りとしか言いようがないです。
 古典中の古典の中では、恐らくもっとも近づきやすいものなのでは。そういう意味では万人向けと言えるかもしれないが、中身は万人向けだと困っちゃうというか、万人がここで言う覚りの境地にたどり着いたら社会の存立が危ないからね。