図書館で借りて読了。滅茶苦茶面白い。一気に読んだ。結婚式のまさにその時にちょうどストップがかかったり、行き倒れで死にそうになって助けを求めた家が実は親戚だったりと、ご都合主義としか言いようがない展開も多いが、それを問題にしないパワーがある。主人公のキャラ造形が強さ的にちょうど良いんだよね。意思が強いけど無敵ではないというか。昔の王道少女漫画的な、ベタで話の筋だけ見ると安っぽいメロドラマみたいだけど、圧倒的に読ませる馬鹿力があります。
 猫猫先生の言うように、現代に発表されたら純文学には分類されないだろうけど、面白けりゃ細かいこたぁいいんだよ!