Debating Procreation: Is It Wrong to Reproduce? (Debating Ethics) (English Edition)

Debating Procreation: Is It Wrong to Reproduce? (Debating Ethics) (English Edition)

 

  キンドルで購入。

 前半はほぼベネイターの従来の主張そのまま。動物虐待の描写など読んでいてつらいくらいで、おかげでますます半出生主義に肩入れしたくなった。

 英語は普通。ただそれでも後半の出生擁護派の内容は私の英語力が原因で流し読みになってしまった部分が多い。理解できた部分でも、残念ながらあまり説得力は感じない。

 ただ、功利主義的な出生擁護の可能性(でもシンプル過ぎるとただ人増やせば幸福総量増えるからまずそうだとかはあるが)、子供の選別、3人称的=インパーシャルな観点と1人称的=パーシャルな視点の対比など、関連する論点があれこれ取り上げられているので、考える材料としては悪くないと思う。