Being Realistic About Reasons

Being Realistic About Reasons

  • 作者:Scanlon, T. M.
  • 発売日: 2014/03/15
  • メディア: ハードカバー
 

  キンドルで購入。久々に、いかにも分析哲学っていう感じの本。ただ、理性・理由の力というか、理性がどう行動の「もと」となるかというようなこの手の話は、どうもうまく大事な点をとらえられてないようなもどかしさがある。
 正当化というか、規範や理性と現実世界との隙間はどういう立場をとっても残るような気がしてならない。そしてその隙間は、単なる1人称と3人称の長めの隙間だけじゃなくて、「私」と〈私〉の隙間と同じものだと思うのだが……。