行きつけの割烹へ。

 タチウオ湯引き、カサゴ刺身、ヒガンフグ塩茹、タチウオ塩焼き、カサゴ煮つけ、カサゴの炊き込みご飯。

 どれも間違いなく日本最高レベルに美味かったが、カサゴがことごとく美味すぎた。刺身、煮つけ、炊き込みと一部の隙もなし。特に煮つけと炊き込みはホームラン級だった。

 間違いなく国宝級の料理ばかりなのに、その真価を理解する人がそれほど多くないのはにわかには信じがたい。一億総グルメ的世相にあっても、真に価値あるもの(とそれを理解する人)は少数派だということなのか。