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オックスフォード哲学者奇行

　キンドルで購入。

　web連載時から楽しんで読んでいたが、読み逃し分も含め得てまとめ読めて楽しい。分析哲学をかじった人にはより興味深くなるのは間違いないが、哲学の知識がなくても読み物として非常に面白い。文章のフラの具合もちょうどよいふざけ具合。

　沢山登場する哲学者の中でも奇人度が高いのはアンスコムとパーフィットかな。

　私はアマチュア哲学愛好家としてこの日本哲学界バージョンも読みたいのだが、需要なさすぎ？大森荘蔵と大森門下生のエピソードを中心にまとめればそれなりにエピソードは集まりそうな気がするし、本書と同じような現代日本哲学史の一断面としても価値あるんじゃなかろうか。読み物としての面白さは奇人をどれだけ集められるかだが、その辺どうなんでしょう。