図書館で借りて読了。
 前半がかなり散漫な印象あり。後半はまとまってきて読み応えあり。文章の絶妙なバランス感覚はさすが。吉田さんは内に秘めた倫理観や正義感も非常に健全でとても好感が持てる。それを象徴するような「其の四十三」の非常に重い話を読んで、仕事(の一部)の根底にあるものをより理解できた気がする。