Logic for Philosophy

Logic for Philosophy

 ものすごくスローペースで読了。
 哲学の論文読むために必要な論理学を教えますよという本。
 解釈関数って、学生時代習ったときは何だかよく分からなかったけど、今回読んでやっと分かった。1回じゃダメでも、何回か接するとピンと来ることもあるんですな。
 とはいっても、中身が何となくつかめたのは、以前ほんの少しだけかじった述語論理までで、様相論理以降は流し読み。やっぱり論理学は字面を追うだけじゃなくて、手を動かして練習問題解かないと頭に入らんね。
 2次元様相論理(って訳でいいのか?)なんて、哲学的に非常に興味深いと思うけれども(いわゆる〈私〉の話をこの道具立てで分析できそうな気がする)、私の理解度はそういう話をできる段階にないのがつらい。
 この本の残念なのは、問題の答えが完全に載っていないところ。「全部答え書くと厚くなるからサイト見ろ」でもいいから、何とかして欲しかった。
 やはり、論理学や数学みたいな学問は若いときにやっとかんとアカンね。若い人は是非勉強しときましょう。