どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/11/25
- メディア: 単行本
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また、事前の研究(研究会)が現代将棋においてどれほど重要かというのも、本書で紹介されている、羽生が若手棋士と研究会をして最新の情報を教わっている(教えているのではなく!!)というエピソード(p.170)を読んで初めて納得できた。
非常に楽しめた。また著者には将棋本書いて欲しい。
余談。
エキセントリックな天才とは対極にある、表向きは温厚で常識人な天才の代表格たる羽生の奇行(pp.222-223)は、天才だったらキチガイ成分をたっぷり抱えているに決まっているという偏見を強化してくれる面白エピソードとして貴重。