西洋哲学史 1 「ある」の衝撃からはじまる (講談社選書メチエ)

西洋哲学史 1 「ある」の衝撃からはじまる (講談社選書メチエ)

 図書館で借りて流し読み。ボリュームも中身もかなり本格的。ニーチェハイデガーにそれぞれ一章を割いているのが、単なるよくある無味乾燥な教科書にはしたくないという編者の意気込みを感じさせる。
 中身はあんまり頭に入ってないけど、面白かったのは、「パルメニデス」と「古代ギリシアの数学」かな。プラトン哲学のギリシア数学との関係は、実は全然ナンもないなんて、言われてみれば多分そうだろなーとは思うけれども、全く知らずに正反対のイメージを持ってた。思い込みで勝手な判断しちゃいかんね。
 文献案内もしっかりしてるし、本格的に古代の哲学を学びたいに人にはいいのではないでしょうか。