真実の「名古屋論」 トンデモ名古屋論を撃つ (樹林舎叢書)

真実の「名古屋論」 トンデモ名古屋論を撃つ (樹林舎叢書)

 新刊で購入。ネタは以前から取り上げたもの(大阪は本当に食い倒れかだとか、シナと中国取り違えのトンデモ本だとか)と重複が多いが、出典も丁寧に出しているし、焼き直しでなく深化している。
 何より嬉しいのは、特に前半部分が、昔の痛烈な皮肉や揶揄を髣髴とさせるツッコミが冴えていること。これなら呉夫子まだまだ活躍できますね。
 その他にも俗論批判はためになるし、薄いので気軽に読めるしで、呉夫子を知らない人にも、ちょっと手に取って読んでみてほしい。