Constructing the World

Constructing the World

 キンドルで購入。いや長かった。いくら読みやすい英語とはいえ、本で言うと500ページ近いからね。当然そうなると最初の方の話なんかすっかり忘れています。いや、最初だけじゃないか・・・。
 ただ、導出可能性やアプリオリ、必然性などについて、パターン分けしてそれぞれはどうだこうだと、かなり丁寧に細かく議論をしていて、ある意味分析哲学の見本みたいな感じだけど、私の理解度という一番の問題を差し引いても、シックリこなかった。やっぱり、世界が基本的な要素から全部構成できそうだっていうなら、ほんの少しでもいいから、その見本見せてくれないと分かんないよ。
 私が学生時代には、カルナップなんてある意味9割がた歴史的な読まれ方しかしてなかったような気がするけど、こうやってまた取り上げられるんだから、分からんものですな。
 というわけで、英語は読みやすいけど、長いし、ある意味で冗長な面もあるから、しっかり付き合うにはしんどいと思います。