観念論の教室 (ちくま新書)

観念論の教室 (ちくま新書)

 図書館で借りて読了。哲学的に面白い議論や独自性は感じないが、入門書としては読みやすいしためになった。しかし記号的関係を持ち出しても色々解決になっている感じは全然しないんだけど、どうなんですかね。
 カントやデカルトと比べて、イギリス経験論はアマチュアでも読める入門書や研究書が少ない気がするので、もっと沢山出て欲しいものだ。特にバークリーは言っている内容や哲学者としてのの格からして、それなりに興味を持ってくれる人は結構いるような気がするんだけどなぁ。