図書館で借りて読了。本書が一番ふさわしい読者は、ほとんど全く料理をしたことがない人だろう。何しろ出てくるレシピは牛丼とうどんだけ。調理器具の揃え方(まな板や包丁の買い方)から話が始まるからね。しかもちゃんと具体名を出して話をしているし、お役立ち度はかなりのものかと。
 本当の入門者でなく、私のような初級者にも参考になる情報もある(食材の保存や冷蔵庫の話など)。それ以外に、ネットの上手い使い方なんかも良いね。
 自炊をいかに続けるかというのも、単に「ひと手間かけると栄養も味も良い料理ができますよ」という口当たりは良いけどそれだけで終わっちゃう話ではなく、SNSを使うなど結構現実的な経験談が出てきて、大いに参考になるのでは。
 1人暮らしの若い男性ももちろん、理系マインドがある高校生にも家庭科の授業で読ませたりしたら良いかもしれないね。