Food for Thought: Philosophy and Food
- 作者: Elizabeth Telfer
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 2012/10/12
- メディア: Kindle版
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英語はまあまあ読みやすい、紙の本のページ数はすくないけど、ボリュームはそこまで短くは感じなかったから、ちょうど良いくらいでしょう。
味や料理、美味しさの基準といったいわば(知覚の哲学の中に色の哲学があるのと同じように)「味の哲学」について最近考えることが多いが、そのテーマについてはそんなに量がなかったのが不満。文献案内もないしね。料理が表象がないゆえに、芸術ではありうるがマイナーなものに留まるというのはテーゼとしては面白いから、考える材料としては悪くないかもしれない。
ちょいとググってみても味の哲学についてはなかなか文献が見つからないのだが、まだ未開の分野なのか、それとも私の探し方がわるいのか、どうなんですかね。美学方面(美的判断についての哲学的考察)から、それとの比較で味の判断基準を考えてみるのがまずはすぐ思いつくアプローチなんだけど、誰かやってるかなー。